シンガポールローカルフードを愉しむ~えっクリスマス?~
世はクリスマス一色といった感じですね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
クリぼっちなる言葉もすっかり市民権を得たようで、クリスマスだから特に何をするでもないという人も多いのですかね。
ここシンガポールは暑いので、日本の冬のように街の雰囲気が人肌恋しくさせることもなく、この時期も気軽に外出できます。気温は人間の行動様式を変え得るんですね。
ということで、もうすぐ帰国するトビタテの友人とシンガポールローカルフードを食べてきました。
今回の目的はこちら
バクテー(肉骨茶:Bak Kut Teh)と言います。地球の歩き方の説明は以下の通りです。
骨付きポークリブをハーブやコショウで煮込んだスープ。かつて潮州系の港湾労働者が精をつけるために食べたのが始まりという。シンガポールではニンニクと白コショウだけで煮込む潮州式が主流だが、漢方ハーブで煮込んだ黒い福建式もある。中国茶を飲みながらごはんと食べるのが流儀。
んー、思い出してお腹が減りますね。全くもう。
訪れたのはリトル・インディアの近く、バレスティア・ロード(Balestier road)にある「發起人肉骨茶餐馆:Founder Bak Kut Teh Restaurant」です。
MRTのNorth East Line(紫色)のFarrer Park駅から、ExitGをでてNo.125、130、139のどれかに乗れば、バレスティア・ロードに行くことができます。写真はバス停から見た景色です。いつも見ているシンガポールの景色とは違う感じでしたね。
バスから降りてそのまま通りを歩いていくと左手に目的のお店がありました。
注文したのはバクテーとごはんと小松菜?です。いらないといったはずの揚げパンのようなものも出てきました。
バクテーさん、シンプルだけどうまみがぎゅっと詰まっていい感じに仕上がっていました。肉ももちろんおいしいのですが、スープがまたおいしかったです。コショウたっぷりでしたが病みつきになりそうでした。店員さんがいいタイミングでスープを追加してくれるうれしいサービスもあり、男二人でシェアしたのにもかかわらずこれだけで結構お腹いっぱいになりました。
有名店らしく、店内には無数の写真や記事が飾られていました。
店員が忙しく料理を運ぶ中、飾られている写真に必ず写っているオーナーのおっちゃん(手前の椅子に半分隠れてる)は、店の奥で良さげなオフィスチェアに座ってのんびりしていました。いいですね。
ちなみに値段はバクテー単体で9SGD=約730円、頼んだ料理全部で22.75SGD=約1840円でした。日本的感覚で、二人でこの値段なら安いですね。
食後のスイーツということで、豆腐花といわれる豆乳プリンをもっととろとろにした感じのものを食べました。様々な呼び方と味付けがあり、中国、香港、マレーシア、台湾でも食べられているそうです。僕は黒糖味にタピオカを追加しました。2.1SGD=170円とボリュームのわりにかなりお得です。冷たくて柔らかい不思議な食感で、甘さもちょうどよく、つるっと平らげてしまいました。これはお気に入りに追加です。
このバレスティア・ロードにはチキンライスで有名なお店もあったのですが、さすがに満腹で今回は諦めました。また来ることがあればトライしたいと思います。
帰りにオーチャードに寄りました。SJ50以来です。さすがにシンガポール随一のショッピング街ということで、クリスマスの装飾もそれなりでした。
MRTのオーチャード駅にくっつくようにION Orchardというモールがあるんですが、もう高級ブランドのオンパレードでとても手が出ません。ジャズドリーム長島とはわけが違います。きっと本物のお金持ちが、僕らが消しゴムを買う感覚でロレックスの腕時計を買っているんです。頑張って稼ぐしかないですね。
今年の日本大手企業の冬のボーナス平均額は88万円だったそうです。自分がそんなにボーナスがもらえる仕事に就けるかはまだわかりませんが、そういう身分になれば少しはシンガポールで太刀打ちできるんでしょうか。無理な気がしますね。おとなしく自転車に乗ることにします。