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Carpe diem ~シンガポール留学記~

理系大学院生のシンガポール国立大学留学記。ときどきサイクリング。トビタテ!留学JAPAN第五期生

留学して変わったこと変わらなかったこと

昨年10月末から始まったシンガポール留学は、残すところあと2週間となりました。まだまだブログにかけていないことだらけなのですが、ここまでを振り返り、さらにこれからのことも書いておこうと思います。きれいにまとめるつもりはないので、とりとめのない文章になるかもしれません。

 

  

https://www.instagram.com/p/BQII281D6di/

China Town #chinatown #Singapore

 

・留学して変わったこと

去年の10月26日夜、僕はシンガポールの地を初めて踏みました。トビタテで知り合い、先にシンガポール入りしていた友人以外は、僕を知る人は誰もいませんでした。会う人会う人に自己紹介を繰り返して、住んでいる場所を聞かれては岐阜県の位置を日本地図で示しました。まさにNobody knowsといった感じでした。

もちろん、何か問題が起これば自分で解決しなければなりません。僕の場合、交換留学などの制度を利用しておらず、研究室単位での交渉を経てやってきたので寮の手配やビザの発行など、すべて自分の責任でおこないました。みんなには中々信じてもらえませんが、僕はけっこうな人見知りです。問い合わせたり、質問したりして情報を得る、ということが苦手でした。それでも、自分のために自分で動くほかありません。各所にメールを送り、オフィスに出向いて質問し、何度も聞き返されながら要件を伝え、やっとの思いで解決する、ということを繰り返しました。人間何度も繰り返すと要領がわかってくるもので、ちょっとくらいならうろたえない度胸もつきました。これまで人に頼るということをあまりしてこなかったのですが、この留学でのいろいろを機に周囲の人のやさしさに触れて、自己解決だけが最善の方法でもないんだな、と感じました。

他にも、ジャスティンと話していて考えさせられることはとてもとても沢山ありました。変わったことというか、もっと知識をつけなければいけないなという恥じらいにも似た危機感を感じることが多かったです。特に歴史的なことでは僕は無知といっていレベルでした。シンガポールの歴史、シンガポールと日本がどのように関わって現在に至るかなど、つまりは東アジアの近代史の知識が欠落していることをはっきりと思い知らされました。ひいては、世界情勢を知るうえで世界の歴史も学ぶ必要があるのかなあと考え始めたところです。このへんは趣味の領域かもしれませんが。僕は別に知識人になりたいわけではないです。ただ、その国の人と関わるうえで、国と国のつながりがどうであるか、どうであったかを把握しておくことは、お互いを理解しあう上で非常に重要であると感じたのです。当たり前な事ですが、こういった実体験で思い知らされる方が後におよぼす影響は大きいと思います。

 

・留学して変わらなかったこと

僕の留学期間は4ヶ月で、これは比較的短い方だと思います。↑に変わったことを書きましたが、4ヶ月海外にいたくらいでは、なんだかんだ変わらないことの方が多いのではないかと感じました。人見知りは未だに克服できていないし、相変わらずマイペースだし、面倒なことはできるだけ避けているし。価値観なんて変わるどころか、以前にも増して強化された気がします。様々なルーツをもつ人たちと話し、食事をし、研究をしていく中で自分はどういう人間なのか、彼らの純粋な反応を通して顧みることができたからかもしれません。異なる文化に身を置いたからこそ、自分の人となりを再確認し強化していった、と言えばいいのでしょうか。

 

そもそも僕は、留学が自分を劇的に変化させるとは思っていませんでした。もちろん、トビタテのような制度を利用する場合は成果を上げることが必要だし、それによって成長することは本当に意義深いと思います。僕もそのようでありたいと思っています。しかしならが、本質的なところでは考え方だとか根付いている信条だとかは変わらないんじゃないかなぁ、とも思っています。

 

とにかく僕の場合は、4ヶ月で行動パターンや嗜好するもの、考え方・価値観等はあんまり変わらなかったように感じました。それが良いとも悪いとも思わないので、そういうものなんだなという感じです。もっと長い滞在になればなるほど、その国の様式に慣れ親しみ変わっていく可能性は十分にあると思います。

普段と違う場所に身をおいて、自分の周りのいろいろをどんどん削ぎ落していって、最後まで残ったものが真に自分を表すものなのでしょうね。そういう"軸"はそうそう何かに取って代わられるものではありません。

 

・これからのこと

思いのままに書いたら、なんとなくシリアスな雰囲気の文章になってしまった気がしますね。文章が醸し出す感じとは裏腹に、僕自身はバージョンアップされた気分でウキウキ状態です。変わったことも変わらなかったことも含めて、心身共に充実した状態です。帰国した後のいろいろがとても楽しみです。

 

残り2週間で研究に区切りをつけ、悔いのない自転車ライフを過ごしたいと思います。そして、帰国後もやることいっぱいで一息つく暇はありません。諸々の書類整理などありますが、何といっても就活が始まります。僕の志望する企業は4年くらい前から決まっています。前にちょろっと書いた気がしますが、あえて伏せておきます。まぁいろんな人に宣言して回っているのでご存知かもしれませんね。今は、熱い熱い情熱と確かな知識に基づいて、自分を表現できるように準備をしているところです。

 

しかしながら、就職活動は通過点でしかありません。どういう結果になろうと、自分の人生残り全てが仕事に左右されるはずがありません。どこかの偉い方が仰っていましたが、「自分の人生は自分でデザインする」のです。可能性を感じ続けて、これからもどんどん自分をアップデートでできるようにしていきたいものです。